宝剣岳
      2931m
(長野)


2007年9月15日

木曽殿山荘にTELすると満員で宿泊を断られる。避難小屋なら寝袋だけですむ。水は夏ほどいらないから500ml二本。

駒ヶ根菅の台バスセンターには駐車している車が多い。
バスセンター22:30(車中泊)
駐車料金¥400

2007年9月16日 くもりのち小雨

菅の台バスセンターP5:50〜しらび平駅〜千畳敷山頂駅〜千畳敷カール〜乗越〜宝剣岳〜極楽平9:00〜宝剣岳9:30〜宝剣山荘(10:00〜10:30)〜(北御所登山道)〜うどん坂峠12:00〜林道出合12:40〜北御所登山口バス停13:30〜バスセンターP14:15

バス、ロープウエイ(片道券)¥1800
北御所からPまでバス代¥560
駒ヶ根高原家族旅行村コブシの湯¥600

駒ケ岳ロープウエイ行きの始発バスは5:12。その後の臨時5:50発に乗る。
秋だから半そでやフリースの人など服装がまばら。
ロープウエイからは朝の南アルプスを一望。雲海に浮かぶ富士山もくっきり。

山頂駅。
カールに降りると寒くてカッパ上衣を着る。この季節に千畳敷を歩くのは初めて。花が終わってコバイケイソウの枯れたものが目に付く。白いトウヤクリンドウ。わずかにカールの草紅葉が始まっていた。
あっという間にガスッてしまった。


乗越して稜線へ。何も見えない。おまけに小雨も降ってきたのでカッパのズボンもはいて武装する。

宝剣岳へ。
冬に行った直登ルートの左に尾根ルートがあった。ガスで千畳敷も何にも見えないので高度感がなく怖くない。まるで御在所の地蔵岩みたいな大きい岩があらわれた。そして祠・・・。宝剣岳の神様?山頂だ!私が宝剣山頂に立つのはこれが初めて。
夫は岩のてっぺんに座った。神様にしかられる・・・。濡れている岩に立つのは怖いので私は乗らない。降りるのは後ろを向いて慎重に。
回り込むと直登ルートから来た人が大勢。
八年前はじめて来た時は怖くて山頂に近よれなかったし、今冬も私だけここに登っていない。今日宝剣山頂に立ててよかった・・・。


宝剣岳南稜。
クサリ場、洞穴のような岩、スラブ岩。前回震えながら登ったのだろうが、降るのは初めて。たった一回歩いただけなのに岩に見覚えがあった。必死に歩いたので強烈な印象だったのだろう。
その岩の隙間にエーデルワイスの様な白い花・・・。コマウスユキソウ?


極楽平。
ここ極楽平あたりまでの様子も良く覚えていた。
時刻は九時。雨は降り続いている。ここから檜尾を越えて空木岳までは約8時間。この悪天ならもっとかかるかも・・・。
写真も撮れないし、余り行きたくない・・・。縦走はもっと好天にして、もう一度宝剣の岩を歩き、北御所を降りよう。


Uターンして再び宝剣岳へ。八年前緊張して歩いたルートそのままに。当時山の経験が浅かった私なのに、何事もなくよくこの岩場を登れたものだ・・・。


再び山頂。
一組の夫婦が尾根から降りようとして「危ない。」と言って戻り、直登コースから降り直していた。我々は楽しく「危ない」尾根から。
こんな雨の日に宝剣岳を行ったり来たり?する人もいないよ。まったく困った人達・・・。
二度美味しい本日の核心部・・・。


宝剣山荘。
くりぜんざい、ホットミルク。
伊那前岳から尾根伝いに降る。猿の家族集団。熊でなくてよかった・・・。少し降りると単独若い女性。この道を一人で登るなんてすごい!尊敬する。

舟窪、一丁ケ池、小屋場、うどん坂峠。
ハイマツの間にナナカマド、ダケカンバ、シラビソ、ウラシマツツジ、シラタマノキ・・・。
山桜が少し紅葉。登山道は紅葉松の落ち葉絨毯。フワフワふかふかして気持ちいい。

清水平。
トリカブト、カニコウモリ、ヤマシロキクなど・・・。


尾根からの降りが長い。うどん坂峠から林道までが40分。さらに林道歩きが50分。へとへとになる。前に歩けたんだからと自分に言い聞かせながらただひたすら歩く・・・。
ここで中央アルプスのアサギマダラ!あたりにはヒヨドリクサがいっぱいだった。


北御所登山口バス停。
中御所の沢歩きをやめたという夫婦がバス道路を歩いてきた。このあたりを知り尽くしているようだった。
バスセンター近くの駒ヶ根高原旅行村、早太郎温泉、コブシの湯に浸かる。家庭的な雰囲気。
その後、空木岳池山登山口の下調べ。バスセンターから池山への林道を終点まで。そこが登山口。15台ほどの駐車スペース。
狭い道で対向した最初の人「きついよ。往復10時間。」三人目「8時間。」全員空木岳は初めてという人ばかりだった。歩いた事がない山は不安だから参考になります。親切な人に感謝・・・。
明日天気が回復することを願って・・・。

空木岳へつづく。

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