鎌のキノコ岩?を越えて私の迷う所は吹き溜まり尾根になっていた。だからそのまま尾根伝いに行こうとするようだ。その吹き溜まりを乗り越えて直進する。
一つ目の雪壁を越える。この辺りでわかんをはずす。この新雪は何もなしの方が歩きやすい。二段の雪壁も出来始めている。中ほどを直登。
展望台手前から鎌ケ岳を仰ぐ。三ツ口のガレと左俣に雪がついて真っ白。今朝降ったのかな?
濃い緑に見えるシャクナゲの木の真下あたり、中ほどに馬の背状の岩。その左が左俣。ここからはただ真っ白の垂直壁に見える。
しっとりして粘り気がある「生クリームみたいな雪。」を歩く。ちょっと足に纏わりついてくるような・・・。
馬の背岩。
上から二人降りてきた。
私は白い谷の左俣をのぞきにいって、岩に乗ろうとする。が靴を岩に真っ直ぐにできないので滑る。さっさとあきらめ岩の左側からピッケルを刺して雪に乗る。
大きい「かえる雪庇」。ここは風の通り道らしくいつも雪比が出来るようだ。
三重県側に高く白くでかく突き出して・・・。とても迫力ある雪の塊。
三ツ口源頭部。
真っ白の急斜面を見下ろす。鎌ケ岳は白い樹氷で被われている。雪面に灰色っぽいがさがさしたものが?・・・。それは樹氷の残骸。そのままの形で落ちていた。
山頂手前の岩場。
吹き溜まり状態で雪が深い。上から数人降りてきた。いつものように岩を歩いて直前を右に。ここは無雪期より今日の方がうまく登れた。
大岩を見上げて声を上げてしまう。すごいエビノシッポ。でかいイソギンチャクか映画の「ジョーズ」みたいでこわい。
硬いエビノシッポをピッケルで触るとぽろぽろはがれた。結局大岩には乗らず、私の岩にも足を乗せただけ。
山頂雪はどうかな?
新しいしめ縄がかかった鎌ケ岳の神様に初詣。雪の多かった去年は鳥居を見下ろしたが今日はまだ見上げる。
雪山は二段になりかけている。下段に行ってみると東斜面は笹が起きて真っ白な雪斜面ではない。見下ろしただけ・・・。
源頭部から降りる為、山頂直下はトレースを崩さないように誰も歩いていない雪斜面を滑り降りる。
わーい気持ちいい。しっとりしたしなやかな雪。
新しい斜面を見つけてはワクワクして又滑り降りる。
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