涸沢 

         2309m (長野)

2009年9月17日 晴れ

自宅20:00〜尾西〜高山〜沢渡P18日0:30

2009年9月18日 快晴

沢渡5:00〜(タクシー)〜上高地5:30〜横尾8:30〜涸沢11:50(テント泊)

夫23キロ、私13キロ。登攀用具が重い。

車をより安全な場所に置きたいと沢渡へ。一日¥500
朝起きるとタクシー運転手が車まで来て声をかけてくれる。平湯と違って予約など要らない。¥4000。
上高地は平日なので靜か。天気は快晴。青空に明神も前穂も綺麗だ。徳沢辺りでは木々が少し色づいている。秋の涸沢への道を独り占め!

横尾からの登山道、岩がゴツゴツしている。この季節に降りたことはあっても登るのははじめてなのだ。雪がある五月の方が歩きやすい。
本谷橋横に新しい橋が架かっていた。緑のダケカンバやナナカマドの向こうに前穂の峰がみえてきた。さらに今回登る北穂の東稜も。春の白い峰はもちろんいいが、緑の穂高岳もいい・・・。

足元にはお花畑。チングルマの綿毛も・・・。


涸沢ヒュッテへ登ると草紅葉が美しい北穂高岳がドーンと現れた。少し赤く色づいたナナカマドも目に入る。初秋の涸沢だ。美しい・・・。


前穂や奥穂へのルンゼやカールに雪渓がちょこっと残っている。テントは数張り。気温は上高地と変わらず、風もない。まったく穏やか。ただ柔らかな秋の日ざしが降り注ぐばかり。


高山病の兆候もないので、おでんを頂きながらテラスでゆったり。まるでスイスにでもいるような優雅な気分。涸沢独り占め!めちゃ贅沢!
雪がある五月と、雪が消えた秋とでは全く違う。別の山のよう。南稜を登る人をのんびり見上げて、明日のことを考える。東稜への取り付きは、草紅葉の辺りかな?

夕食はOさんから頂いたきのこそば。一段と美味しい!
日が沈む前の斜光に輝く山の美しさに魅せられる・・・。蒼く澄んだ高い空と秋の雲にも見とれる・・・。




満天の星。無風。時間が止まったような涸沢の秋の夜は靜かにふけていく。今ここにいるだけで幸せ・・・。

北穂高岳東稜につづく。

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