登ってきた栂池の方向には火打岳や妙高、戸隠が一段と鮮明。
前方シュカブラと黒い岩々の遥か彼方に白い峰、小蓮華山と白馬岳。白馬乗鞍岳山頂のケルンも目に入る。
右前方に目をやれば真白き峰の雪倉岳、朝日岳。「やったー。白馬乗鞍岳山頂だ。」
風はほとんどない。穏やか。暖か。お湯を沸かして軽く食事。パン。チョコ。熱い紅茶にホッと一息。
寒くはないがカッパ上衣を着る。このように山頂でゆっくり寛げるとは思っていなかった。
食事後ケルンまで歩く。つぼ足で。広大な雪原を夏には歩けないような所をどこでも歩き。ハイマツは見えはじめたばかり。岩とシュカブラと時々全面氷。滑って転ばないように踵を利かして慎重に。
ケルン到着。
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